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きみに読む物語のあらすじ
ノアとアリーの出会い
老年の男性デュークは、同じ療養施設の老女に、物語を読み聞かせようとやってきました。物語は、ある男が、自分の生涯をかけて愛した女性と、どのように出会ったかを語るところから始まります。
・・・
1940年6月6日。
夏祭りにやってきたノアと、友達のフィン。そこでフィンの恋人サラとアリーという女性の2人と出会い、ノアはアリーに一目惚れ。
すぐにデートに誘うものの、撃沈。
おまけに彼女は一緒に遊びにきた男友達と観覧車に乗り込んでいってしまいました。
ですが、アリーに心を奪われていたノアは、なんと彼らが乗る観覧車に飛び乗ります。もちろん、こんな危険な行動をしたら観覧車は緊急停止。
(きみに読む物語、の観覧車は一般的なイメージとは異なり、ドアや天井がありません。ソファーだけが空中を回るような感じです)
観覧車に両手でぶら下がりながら、アリーをデートに誘うノア。
しかし、彼女を想っての突飛な行動も逆効果で、改めてデートの誘いを断られます。すると、ノアは自身を支えていた両腕のうち、左腕を話してしまいました。
今も、彼は観覧車にぶら下がったままです。
「もしこんなところから落ちたら、ケガどころでは済まない」
なかば脅しのようなノアの行動に、とうとうアリーはデートを受けますが、あくまでそれは彼の危険な行動を止めるため、いわば同情でした。
そこには、決して恋愛感情はありません。
「もう1度、本気で言ってくれ」
とノア。
アリーは、さっきよりも真剣な眼差しでノアとのデートを訴えました。そう聞くとすぐに彼は、腕を観覧車に戻します。しかしその夜、2人がデートすることはありませんでした。
ノアとアリーの遠い夏の思い出は、このような形で始まりました。
一途な恋
数日経ったある日、再びノアはアリーと出会います。
あの日から、自分がアリーに夢中であることを伝えます。彼は、それほどまでに、彼女のことが好きになっていました。君が望めば、何にでもなるんだと言ってしまうほどに。
「君に好きになってもらうには、何をしたらいい?」
「自分で考えて」
突き放すような言葉。
しかし、アリーの言葉には決して軽蔑(けいべつ)の感情があるわけではなく、「あなたが努力するならまた会えるかもしれない」というニュアンスにも取れます。
そして、彼女は車に乗って去っていきました。
それから数日経った日の夜。
ノアとフィンは映画を見に行きます。しかし彼らが映画館に着く前には、サラとアリーが映画館の入口にいました。
これはノアの計画。彼は、偶然のフリをしてでもいいから、アリーと一緒になりたいと望んでいました。自分たちは祭りの夜に、本来こうなるべきだったんだという態度を取りながら。
アリーはノアが来たことに驚きますが、彼を受け入れて握手します。それから一緒に映画を見ますが、ノアは映画よりもアリーの横顔を見つめていました。
また、彼女も初めてノアを見つめ返します。
2人が自分たちだけにしかわからないと感じた、恋に落ちた瞬間。
ノアとアリーは映画館を出たあと、フィンとサラと別れて帰ると伝えます。彼女は歩きながら、自分がとてつもなく忙しいことも打ち明けます。
本当は、誰かとこうして過ごす時間もないくらいに。
彼女は、習い事に追われていました。
ピアノなどの教養、フランス語など言語学、テニスなどスポーツ…おまけに、これは彼女がやりたい事ではなく、彼女の”家族”が実現したい夢でした。
今全力で勉強しているのも、サンローレンス大学に入学するため。もちろん、これも自分ではなく彼女の家族が望んでいることです。
アリーも、それがイヤなわけではありません。
けど、誰かに不満を打ち上けることもできず、ただ習い事に追われる日々を過ごしている…
「君の好きなものは何?」
話を聞いて、ノアはアリー自身がやりたい事を訪ねます。
それでも、アリーの口から出てくるのは”家族”の望みばかり。ノアは、彼女が自由に生きていると想っていたのは誤解だったと気づきました。
そして、ノアは急に交差点に寝そべりはじめ、アリーを誘います。観覧車のときに彼がやったような、危険を顧みない遊びに誘うみたいに。
アリーは車が来ないことをたしかめてから、ノアの隣に寝転がりました。
しばらくして、こう口を開きました。
「絵よ。私の好きなこと」
アリーはその瞬間になって、自分が好きなことをノアに打ち明けます。彼女は、絵を描くときにどんな喜ばしい気持ちになるか、心地よく話していました。
彼女がその続きを話そうとした瞬間、走ってきた車に中断されます。
「面白かった」アリーは危険な目に遭ったにも関わらず、そう言います。
彼女は、ノアの心に触れた感想を素直に伝えました。
身分違いの恋
「これからノアとアリーが、絵に描いた恋人同士のように、人生の旅路を共に踏み出すかに見えた。」
「ノアとアリーは、自分たちが釣り合わない恋人たちだと認識していた」
デュークは老女にそう語り、物語を続けます。
ノアは、材木場で働く田舎育ちで、財産や社会的な地位は何もありません。一方、アリーは都会育ちで、大金持ちの家に生まれた人間に相応しい将来が約束されていました。
ただそれでも2人には、重要な、あることだけは共通しています。
それは、お互いに愛し合っていること。
日曜日になるとノアは、アリー家の食事会に招かれました。
彼は、自分が材木置き場で働いていることをアリーの家族に話します。しかし家族たちは、”彼氏として”の言葉とは受け取っていませんでした。
そして、アリーの母アンは、アリーの大学入学が決まったこと。そして今後はニューヨークに行くことを伝えます。
広い広いアメリカでは、1度住む場所が変われば2度と会うことはありません。ましてや、ニューヨークと田舎町ではなおさら。
本当の意味で、お別れです。
それでも、ノアとアリーは会い続けていました。
ある日の夜、ノアはアリーを、老朽化した家に連れて行きます。彼は、いつかここを買い取って改築することを彼女に言います。
「家は白、雨戸は青がいいわ。川に面したアトリエ。家を取り巻く大きなポーチ。お茶を飲んで夕日を見るの」
アリーはこの家が、将来自分の家になったときのことを考えたかのように、自分が欲しいものを言います。
それを聞いたノアは約束をして、アリーと抱き合います。
2人は、そのときふと、アンたちが言ったことを思い出して、不安になりました。しかし自分たちの想いが変わらないことを確かめ合います。
その想いが破られたように、突然、ノアたちのいる部屋のドアが開きます。やってきたのは、フィンでした。
「アリーのご両親が心配して、警察に捜させている」
その事情を聞いて、すぐにノアはアリーを別荘まで送りました。彼女は両親に事情を説明しました。
しかしアンと、アリーの父親であるジョンは、彼らが相応しくないカップルであると言います。それは最初からそう言おうと心に決めていたことでした。
アリーは泣きながら、ノアを愛している、別れたくないと訴えます。もちろん両親が許すはずもなく、居たたまれなくなりノアは外に出ていきました。
少しずつ、すれ違っていく2人。
ノアは、こんな状況を続けていい訳がないと気づきます。
彼の表情には、アリーと恋に落ちたときの輝くような姿はありませんでした。その代わりに、何かを諦めたときの、せつない顔を見せます。
そして言いました。
「遠くへ行くんだろ。君はここを去る。俺は残る。君には将来がある」
ノアは、自身を納得させるように言葉を紡ぎます。
アリーの生きていく未来に、自分の姿がないことを。今後、2度と会えないことを。
しかしアリーの思いは違います。
彼女はただ、ノアにそばにいて欲しいだけでした。そのためなら、あなたもニューヨークに一緒に来てとさえ言うほどに。
ですがそれを聞いてもノアは
「すぐに答えを出さなくてもいいんだ」
とまるで泣きわめく赤ん坊を相手にするかのように、自分が正しい判断をできていないかのように話してきます。
そして、アリー自らノアに別れを告げます。
もっとも、これは両親の手前のポーズ。ウソだと分かってるよね?明日になればまたいつも通りだよね?とノアに確認するアリー。
しかし、ノアは何も言わずに車で去っていきました。
2人の別れ
翌日、目覚めたアリーは驚きます。
まだまだノアと過ごす時間はあるはずだったのに、両親の一存で、アリーはすぐにこの街を離れることになってしまいました。
もちろん、このまま行けばノアとは永遠にお別れです。
せめてノアには今の自分の状況と、気持ちを伝えたいアリー。
彼の職場にまで行ったものの会えず、フィンに伝言を頼みます。
自分は今日この街を離れること。
最後にノアに会いに行く時間すらないこと
昨日の夜について謝りたいことも。
フィンは、彼女の頼みを聞き入れます。
そしてアリーは、運転手と一緒に車で町を去っていきました。その途中も何度も彼女は車の窓から外を覗いて、ノアを探していました。
一瞬だけでも、彼に会いたいと願いながら。
ノアは戻ってきてすぐに、フィンから話を聞きました。しかし彼が探し出せたものは、アリーたちがもう荷造りを終えて、この家、この町から出ていったという現実でした。
「夏の恋は、色々な理由で終わる。でも1つだけ共通なのは、どの恋も、流れ星に似ている」デュークは、彼女に語ります。
きみに読む物語のネタバレ

新しい人生
ノアはアリーに手紙を書きました。
1年間、毎日1通ずつ、365通の手紙を書きました。
最初の手紙は、彼女に別れたことを謝り、いまも君を愛していること、君に会いたい、返事をくれたら、どこへでも飛んでいくと書きつづりました。
しかしその手紙のすべてに、返事はありませんでした。
母のアンが、彼らの恋を終わらせるために、手紙を没収していたからです。
そして、1年経っても何の音沙汰もなかったノアは、とうとう新しい人生を始めていく決意をしました。
彼はフィンと一緒にアトランタで働きます。その途中で、彼らは第2次世界対戦のために徴兵されます。そこでフィンは戦死し、ノアは生き残りました。
その頃、アリーは大学へ進学。病院でボランティアをしていました。
ある日、彼女は、ロンという男性にデートに誘われます。
アリーはロンに恋に落ちました。しかも彼は、彼女の両親も認めるほどの大富豪の家系に生まれた文句のない男性です。
そしてある日、ロンは、アリーにプロポーズをします。
彼女の両親からも結婚の許可をもらっていることを伝え、何も心配することはないと言います。それから結婚指輪を見せて、彼女を驚かせました。
アリーはロンのプロポーズを満面の笑みで喜びます。しかし彼女がプロポーズを受けた瞬間、一瞬だけノアの面影が見えました。
狂気のノアとの再会
一方、従軍から帰ってきたノアは、父親から家を売ったことを知らされます。それは、ノアの夢だったあの家を買い取って、改築する費用にするためでした。
「夢のウィンザー農園さ」
ノアは、そうまでしてくれた父親の思いと自分の夢を思いながら、父親を抱きしめます。そして老朽化した家を前に、彼が唯一思い描いたのは、アリーでした。
「彼は夢を実現しようと決心し、家の改築に着手した」
しかしノアが改築許可を取りに、チャールストン(アメリカの都市)へ行ったとき、彼の運命に幸運が舞い込みます。彼の乗っているバスの窓から、アリーの姿が見えたからです。
すぐさまノアは、バスを降り、彼女に追いつきましたが、ある光景にショックを受けました。
それは彼はレストランの店内で、アリーが夫となったロンと親密にしている姿を見たからです。そして2人が、かつての自分たち以上に愛し合っていたからです。
そんなアリーを見て、ノアの中の何かが壊れていきました。
それから彼は、あの日の夜、2人で来たこの家を改築すれば、アリーが戻ると信じ込んでしまうほど、正気をなくしかけていました。
ノアは父親を亡くしたあとも、たった1人で、家の改築を続けます。改築が終わると彼は、新聞用の広告写真を撮ってまで家を売りに出しますが、何かと理由をつけて買い手を断ります。
それから彼は、戦争未亡人であるマーサと付き合いはじめましたが、そのことで寂しさを癒すことは出来ませんでした。
ノアは、アリーを思い浮かべながら、愛したい気持ちがあるのはわかるよな、とマーサに伝えます。でも愛せない。過去のつらさを思い出し、そう告白します。
それとは正反対の状況をアリーは迎えていました。
彼女はロンとの結婚式の準備の最中。家族や友人たちから祝福を受けた彼女は、世界で一番の幸せをまとっていました。
アンは、この結婚式が新聞にも載るほどのイベントになるとみんなに宣言し、新聞一面を開いてどれほどのものかを見せようとします。
その中に、ノアがいました。
新聞広告として映った彼と改築した家がありました。
ノアのことを思い浮かべ、もう1度彼に会いたいんじゃないかという戸惑いとロンとの結婚への決意が揺らいだ瞳を見せます。
後日、アリーはロンの職場へと訪れます。
シーブルック(アメリカ南部の町)へ行き、数日で戻ると伝えました。それから彼女は1人で、ノアの改築した家まで訪れます。
誰か買い手が来たのかとノアが出て行くと、そこにはアリーがいました。
アリーは新聞を見て、ここに来たと伝えます。しかし彼女は、ノアが黙ってただ見つめていることに動揺、急発進させた車を軽くぶつけてしまいます。
そして、ノアはようやく口を開きます…
老女と老人の物語
デュークのお話を聞いていた老女は、どこかでその話を聞いた事があると言います。1度だけではなく、何度も、何度も。
その女性は、過去にある何かを思い出し始め、涙目になった表情を見せました。「続きはあとで話そう」そう言って席を離れます。
「ハミルトンさんに読み聞かせを?」
他の医師は、デュークの行動はムダな努力かもしれないと告げます。その女性が、病気で記憶をなくしやすいことも指摘します。
「思い出すんだ」
デュークがそう言い切ったのは、彼女に物語を読んでやると、いつもではないが、部分的にでも一部を思い出したからです。
「認知症は回復しないんです」
医師は言いますが、デュークはその言葉をさえぎり、ある音に耳を澄ませました。その音は、アリーが、施設内にあるピアノを弾き始めた曲の音です。
それはノアとアリーにとっての思い出の曲だったから。
その記憶の切れ端をつかみかけた老年の女性、アリー・ハミルトンは、施設内にあるピアノを弾き始めていました。楽譜ではなく、魂で記憶しているように。
また、読み聞かせを再開するタイミングで、デュークの家族がやってきました。
彼は、今日こそアリーの記憶が戻るかもしれないと伝えますが、家族は彼女の認知症が治らないことを受け入れています。
そして、デュークに家へと帰ってくるよう言うものの彼は聞き入れません。「最悪の人であるアリーと住むここが家なのだから、ここは離れない」と。
そして、デュークは再び”読み聞かせ”を続けます。
燃え上がる愛
アリーは、ロンとの結婚をノアに報告していました。
ノアはアリーの結婚を喜びます。それから明日の朝、連れて行きたいところがあるんだと言って、2人は別れます。
その日の夜に、ロンは電話をかけました。1人で飛び出してしまったアリーを心配してのことです。彼女は明日また電話することを伝えて、切ります。
翌日、アリーは約束通り、ノアの家に訪れました。
ノアは、ボートに彼女を乗せて、白鳥たちのいる川を渡っていきます。その中で、昔のような笑顔を見せるアリー。
向こう岸に着いたあと、アリーはどうして何も連絡しなかったのかと訪ねます。7年も、手紙の返事を待っていたが、もう遅いのだと。
ノアは、自分が365通、手紙を書いたこと、1年間、毎日そうしていたことを伝えます。アリーも彼のその言葉がウソではないと気づきます。
「愛してた。今もだ」
ノアは手紙に何度も書きつづっていた言葉を言います。2人は自分たちの気持ちが、たしかなものだと感じ取ります。
ノアはアリーを抱きしめ、キスをします。2人は自分たちが、今も愛し合っているのだとたしかめました。
朝になると、マーサがやってきました。
彼女は、ノアの愛している人がアリーであることを知ります。
マーサは、戦争で夫を亡くして以来、初めてまた本気で人を愛せそうとノアに言います。別れ際に。そして彼女は去っていきました。
翌日、アリーは目覚めると、ノアの置き手紙を読みます。そこに書かれた指示に従い、歩いていった先には、あのとき夢のようだと話していたアトリエがありました。
心から望んでいたものを手に入れたアリーは、さっそく絵を描いていきます。
そこで突然、アンが訪れます。
彼女はアリーがどこへ行ったか、気づいていました。
しかしアリーは、手紙のことをアンに問いただします。私が何ヶ月も泣き暮すのを見ていながら、なぜ何も言わなかったのかと。
アンは、手紙のことは謝ります。でも「ノアに会いに来たら、こうなるとわかっていたはずでしょ」とアリーに言います。そのことで、ある朝目覚めて後悔して欲しくないのよ。
そしてアンは、アリーを採掘場へと連れていきます。
彼女は、そこで働く1人の男性を見て言いました。
25年前、自分がアリーと全く同じだったと打ち明けます。その男性と駆け落ちして失敗したこと、今のパパをどれほど愛していて、どれだけ幸せかを。
そして、あれほど愛していた”彼”の姿を思い出せないほど記憶が薄れたことも。
アンは、ノアが送り続けてきた手紙をアリーに渡します。
そして正しい選択をするよう彼女に言います。
どちらを選んでも、ノアかロンのどちらかが傷つく。
それでも、ノアは正直に気持ちを打ち明けます。アリーとずっと一緒にいることが、どんなに難しいことだとわかっていても。
その一方で
「ロンを選ぶのがアリーの望みなら、それすら耐えていける」
とさえ言います。
悩み、戸惑うアリーに対して、ノアは言います。初めて2人が話したあの日のように、問題は君がどうしたいのかと語りかけました。
「行くわ」
アリーは去っていきました。
その途中、ノアが1年間自分のもとに送り続けてくれていた手紙を読みます。
ノアが話したかったこと、自分に聞いてほしかったこと。2人の将来のこと。愛し合っていたこと。そこにはアリーへの思いがすべて書かれていました。
「愛しているよ。また会おう。ノア」
手紙の最後には、いつもそうつづられていました。
その手紙を泣きながら読んだアリーは、ロンのところへと戻ります。
アリーとノアの結末
「美しい話。でもなぜか寂しい気持ちよ」
当時の記憶がないアリーはその寂しさが、いったい自分のどこから来るのかをデュークに聞きます。
「不安はわかるが、心配はいらない。永遠なものは、何もない」
デュークはそう言ったあと、ある詩を読み上げました。
「鈍く老いて冷たくなった体。こんな昔の炎の燃え殻でも再び燃え上がる」
ホイットマン。それはノアが好きな詩人の名前でした。
アリーはその詩を覚えていることを話しました。デュークは彼女が、その詩を知っていることを素直に喜びます。それから物語の続きを読みます。
・・・
ロンは、アリーたちを許すことは難しいが、それでも彼女を愛していると伝えました。彼女には、誰を選ぶべきかはわかっている、そう自分に言い聞かせます。
「めでたし。めでたし」デュークはそこで物語を閉じようとします。最後に、アリーが選んだのは、ノアであると物語を締めくくりました。
「思い出した。私たち。それ、私たちね」
アリーは、目の前にいる男性が、ノアだと思い出しました。そして2人は、あの日と同じように抱き合いました。
しかし、喜びもつかの間。
認知症により、アリーは記憶を無くした当時に戻ってしまいます。もはや自分が誰かもわからない状態になり、混乱してしまう。
何より落ち込んだのはデューク。ノアでした。
そして翌日の朝にノアは心肺停止状態で運び込まれ、なんとか回復するものの、引き金になっただろうアリーに会いに行くのは禁じられていました。
今から席を外すけど、バカなことはしないでね。
まるで早くアリーに会いに行けと言わんばかりの看護師の言葉に、すぐにあり~の元へと駆けつけていきます。
ノアは、アリーに言います。
自分がそばにいること、離れないこと、物語を読み聞かせることで、その記憶が、必ず戻るんだという希望をもつこと。そうすれば、必ず良くなると。
「私たちの愛が奇跡を起こすと思う?」
ノアは、アリーと手を繋ぎながら、自分もそう思っていることを伝えます。それから2人は寄り添いながら、眠りにつきます。また会おうと約束して。
その朝、看護師はノアとアリーが眠っているのに気づきました。
でも、2人ともすでに脈はありませんでした。彼らの脈を計りました。涙ぐみながらも、これも彼らが起こした奇跡なのかもしれないと思いながら。
きみに読む物語の感想
恋愛映画での中でも知名度の高い作品です。
ノアとアリー、それぞれが初めて本気で人を好きになり、その思いをつらぬく姿勢を見て、思わず涙してしまった…なんて人も少なくありません。
何となく展開が予想できるとはいえ、あの歳になってまで一途であり続けたノアは、もうそれだけで涙を誘うキャラだと思うわけです。
(アリーとの最初の出会いは、若干ヤバイやつ感がありましたが 笑)
何より、この映画が凄まじいのは、
「老人たちの恋」
が美しく、情熱的に見えることです。
恋愛映画と言えば、やはり主役は若者。
もう年老いて枯れた老人の恋愛話なんて見たくない…なんて意見を吹き飛ばすかのように、「きみに読む物語」は年老いた2人の純愛を描ききっています。
正直、私も老人が抱き合うシーンで泣く日が来るとは思いませんでした(笑)
きみに読む物語は実話?
「きみに読む物語」は、実話(に基づいたストーリー)です。
「きみに読む物語」には原作が存在し、その作者ニコラスの妻。その祖父母の恋愛がこの作品のモチーフになっています。
もちろん、実話と言っても「同じような事があった」くらいで、実際には面白おかしく脚色されているはずですが、元ネタは存在したということですね。
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