映画「プラトーン」の動画を無料視聴する方法【吹替/字幕】

映画「プラトーン」のフル動画を無料視聴する方法を紹介します。

実際にベトナム戦争の従軍経験があるストーン監督が、細部までこだわって作り上げた本作は、「ベトナム戦争を初めてリアルに描いた映画」として高い評価を受けています。


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「プラトーン」のあらすじ

目の当たりにする現実


ベトナム戦争が泥沼化しつつあった、1967年。

名門大学に入学していたアメリカ人青年・テイラーは、大学を中退し、親の反対を押し切って、ベトナムへの兵役を志願します。


貧困層や有色人種など、アメリカ国内でも「底辺層」とされている家庭の若者たちが、仕事にあぶれて兵役を志願していることに反発しての、決断でした。

決意を胸に秘め、ベトナム最前線へ派兵されたテイラーでしたが、ヘリから降り立った基地でいきなり目にしたのは、運ばれていく数々の「死体袋」でした。


当たり前のように次々と運ばれていく死体袋。

テイラーは驚き戸惑いますが、彼がこれから体験することになる、戦地での壮絶な出来事の「ほんの始まり」に過ぎませんでした…



テイラーは、とある小隊=プラトーンに配属されます。

初めて足を踏み入れた「戦地」には、虫がたかる敵の死体が転がっていました。「敵も、死ねば大人しいもんだ」平然と言う先輩の兵士。

夜になりジャングルの中で寝ようとすると、体にアリが上がって来て寝られない。そんな劣悪な環境がテイラーを待っていました。


軍曹のエリアスが色々と助言してくれます。

小隊にはもう1人、バーンズという軍曹がいました。

バーンズは顔に大きな傷があり、これまで7回も撃たれたが死ななかったというのが自慢の、いかにも「歴戦の兵士」といった感じの無骨な男でした。


エリアスとバーンズにはそれぞれ若い兵士たちが付き、班を組んでいましたが、新兵にも暖かく接するエリアスと無骨なバーンズは、何かにつけて反発しあっていました。

2人の軍曹の上官として、ウォルフという中尉がいたのですが、ウォルフは戦場での経験不足でバーンズに助言を求める有様で、二人の対立を止める事が出来ません。

これが、その後の悲劇を招くことになってしまうのでした。


巻き起こる対立


ある夜、見張りを命じられたテイラー。

次の当番のジュニアという兵士を起こし、自分は眠りに付きます。しかしジュニアは目覚めてすぐに、また寝てしまいました。


見張り番が寝てしまったところで、敵が襲って来ます。テイラーは撃たれますが、幸い軽症でした。しかし一緒に入隊した新兵が、この戦いで命を落とします。

バーンズは新兵の死体を見つめ、テイラーたちに言い放ちます。

お前ら、この姿をよく見ておけ。ヘマした奴は送り返す。死体袋でな。


ジュニアは自分が寝たのを棚に上げ、テイラーが寝たせいで襲われたと主張します。

自分の班のジュニアを信用し、テイラーを責めるバーンズ。それを止めに入るエリアス。2人の対立は、次第に深まって行きます。

エリアスの班は、地下で密かにクスリを回し飲みしており、親交を深めていました。真面目でクスリに手を出したことのなかったテイラーも、咳き込みながら「初体験」をします。


そして迎えた、1968年の元旦。

「俺はまだ生きている」と呟くテイラーは、徐々に兵士として成長していました。


小隊が森の中を進んで行くと、敵がたき火などをした跡がありました。火は消されたばかりで、敵はまだ近くにいると、皆に緊張が走ります。

すると、敵の痕跡を調べていた兵士の1人が、小さな箱に入った地図を見つけます。これは敵の戦略を示したものかもしれないと、兵士は喜び地図を取り出そうとします。


その途端、箱は大爆発。それは、敵が仕掛けた「トラップ」でした。

この爆発で、兵士2人が死亡。その後に小隊は、川下にある村に敵が潜んでいるという情報を入手した上層部から、偵察を命じられます。


トラップで死んだ兵士がいたこと、そして途中で行方不明になった兵士が川辺で殺されていたのを発見したことで、村を訪れた小隊の兵士たちは、気が立っていました。

村では大量の武器や米が見つかり、兵士たちはますます不審をつのらせます。


テイラーも言葉が通じない土地で、アジア人特有のニヤニヤした「愛想笑い」を浮かべる村の青年にいら立ち、青年の足元を撃ち「踊れ!踊るんだ!」と命じてしまいました。

バーンズが村の村長に、隠してあった武器はなんだと問いただします。村長は、北ベトナム軍(アメリカ軍の戦争相手)に脅され無理やり預かっただけだ、私は北ベトナムは嫌いだと説明。


村長の説明に納得しないバーンズは、村長を殴って吐かせようとします。それを見ていた村の女が、立ち上がって「私たちはただの農民だ」と主張します。

その女性を、バーンズは即座に射殺してしまいました。


見ていた兵士たちも呆気に取られる中、バーンズはさらにに、女性が撃たれた瞬間に泣き出した女の子を捕まえます。そして子供の頭に銃を突きつけ、

「村長の子供だろ?吐かないと殺すと、村長に言え!」

と通訳に叫びます。


そこにエリアスが駆けつけ、「何をやってるんだ!」と女の子を解放します。

「お前は銃殺隊か?」と、バーンズに殴りかかるエリアス。他の兵士たちが止めに入ると、バーンズは「殺してやる!」と叫び、エリアスは「刑務所に送ってやる!」と返します。

2人の対立はこの「事件」により、決定的なものになってしまいました。


ウォルフ中尉は上層部からの指示通りに、武器を爆破し、村を焼き払うよう兵士たちに命じます。捕虜となり兵士たちに連れ去られる村人たちの背後で、爆発音と共に燃え上がる村の家々。

エリアスは、ウォルフに「なぜ(バーンズが村人を殺したのを)見逃したんですか?」と聞きますが、面倒を避けたいウォルフは、「なんのことかわからん」とトボケます。


テイラーは、兵士たち数名が木陰に入り、捕虜になった村の女性に乱暴しようとしている現場を目撃、「何してるんだ!」と女性を助けます。

「お前らはケダモノだ!」と叫ぶテイラーに、兵士たちは「村の女だぜ?お前は、ベトナム向きじゃねえな」と言ってのけるのでした。

理想を胸に、ベトナムへやって来たテイラーが見た「現実」は、こんなにも残酷で、悲惨なものだったのです。


エリアスは上層部に、バーンズの民間人射殺について訴えますが、不法な殺害行為は軍法会議だと確認するものの、まず報告書を出せと言われます。

戦場で、内輪もめしている場合ではないと。


テイラーの小隊は、敵の痕跡があった地点へ再び向います。

バーンズ班の兵士たちは、エリアスは正義感ぶってるだけだと批難する一方、自分たちもいずれ「正義の被害者」になるのではないかと不安になります。


今のうちにエリアスを『片付けて』おくか?
バーンズ軍曹が、なんとかしてくれるさ


兵士たちは、そんな物騒な会話を続けていました。



その夜、テイラーはエリアスと2人、ベトナムの夜空を見上げていました。

「綺麗な空だ。星だけは、いいも悪いもなく、光っている。」昨日の事件を心配するテイラーに、エリアスは言います。

「バーンズは自信家なんだ。俺も昔はそうだった。今日のことは、ほんの序の口だ。俺たちは、横暴過ぎた。・・・この戦争は、負ける。そろそろ、罰が当たる頃だ。」

そして、悲劇は起きた


熱帯雨林に近い気候の中で進軍する兵士たちは、次第に疲労が積み重なって行きます。


テイラーは、心の中で呟きます。

「疲れきって、故郷への手紙も書けない。善悪の区別もつかない。士気は低下したままだ。エリアスとバーンズの勢力は、五分五分。疑惑と憎悪が渦巻き、誰と戦ってるのかわからない。除隊の日だけが、楽しみだ・・・。」


疲労感に包まれ、無言で森の中を歩く小隊は、いきなり敵の攻撃されます。敵の待ち伏せされ、激しい銃撃戦が始まります。

エリアスは、敵に前後から挟み撃ちにされる可能性がある、以前にもこういうことがあったと、中尉に進言。テイラーほか数名の兵士を連れて、エリアスは小隊の前方へと移動します。


エリアスたちが去った後の小隊に、砲撃が襲います。

それはなんと、アメリカ軍からの砲撃でした。ウォルフ中尉が間違って、違う砲撃地点を本部に伝えてしまったのです。

「どこを指示したんだ!」

ウォルフに激怒するバーンズ。

ここは一度撤退し、それからまた砲撃をしてもらおうとウォルフに進言します。


「それでは、先に行ったエリアスたちが孤立してしまう。」そう言ったウォルフに、バーンズは「俺に任せろ」と答え、エリアスたちのいる地点へ向います。

エリアスはテイラーたちを見張りとして残し、1人で進攻し、敵をかく乱していました。


バーンズはまずテイラーたちに会い、撤退するから戻れと指示します。エリアスが先にいると言うテイラーに、「俺が伝える」と答えて。

バーンズは森の中を進み、エリアスを発見します。敵の気配に注意を配っていたエリアスも、バーンズを確認し、微笑みます。すると。


バーンズは無言で銃を構え、エリアスを銃撃

抵抗も出来ぬまま、その場に倒れこむエリアス。



バーンズは引き返し、エリアスを心配するテイラーたちに、「エリアスは死んだ。この先は敵だらけだ。早く来い!」と、強引に撤退させます。

驚きながらも、戦場で兵士が死ぬ場面を何度も見てきたテイラーたちは、バーンズを信用して味方の陣地目指して走り出します。


敵の攻撃が激しくなる中、なんとかヘリに乗り込み、前線の基地まで戻る小隊の一行。
テイラーがほっとひと息突いて、ふと地上を見ると。

なんと、エリアスが大勢の敵に追われて、必死に逃げているのを目撃します。


エリアスだ!生きてる!!

バーンズに撃たれた傷をかばいながら、追ってくる敵から逃げようとするエリアス。しかし背後から更に銃弾を浴び、遂に力尽き。天を仰ぎ、エリアスは崩れ落ちます。

その姿を見届けて、小隊の乗ったヘリは、基地へと帰還するのでした。


「バーンズがエリアスを撃ったんだ。俺は、引き返して来たバーンズの目を見た。俺にはわかる!」

テイラーは、「エリアス班」の兵士たちにそう主張します。撃ったところは見ていないが、間違いない。「俺たちでバーンズを殺ろう(やろう)!」と。


配属されて来た頃は「大学のボンボン」だと思っていたテイラーの、殺気立った様子を、他の兵士が落ち着かせようとします。

もしそれが本当なら、殺すより、軍法会議にかけるべきだ。

しかし、誰の証言が通るんだ?ヘタに上に進言したら、今度は俺たちが狙われる。バーンズの恨みを買わないようにしないと・・・。


「エリアスの恨みはどうするんだ?!」治まらないテイラーに、他の兵士は「奴は敵に、7回も撃たれて生きてるんだ。俺たちには殺せない。」と答えます。

すると、「誰を殺すって?」という声が聞こえます。バーンズが物陰に隠れ、テイラーたちの会話を聞いていたのです。一気に静まり返るテイラーたち。


「俺を殺すのか?笑わせるな、ヤク中ども。エリアスはクズだ、偽善者だ」
「命令どおり動く兵隊が、いい兵隊だ。でないと、軍隊はダメになる」
「軍隊がダメになれば、俺たちはやられる。だから俺は、そういう奴を許せない」
「敵(かたき)を取りたいか?やってみろよ。俺は1人だ。」


テイラーたち「エリアス班」を前に、堂々と自分の主義を主張するバーンズ。

テイラーは我慢出来ず、バーンズに掴みかかります。しかし逆に組み伏せられ、ナイフを突きつけられるテイラー。

他の兵士が必死に、「バーンズ、殺すな!」と止めに入ります。バーンズは、テイラーの顔にナイフで傷だけをつけ、去っていくのでした。

「プラトーン」のネタバレ

小隊は再び、前線へと戻ります。「犯罪の起きた場所に戻る気分だ」と、テイラーは思います。

すでに、他の中隊が大損害を受けたという報告が入って来ます。厳しい戦いになるのは間違いありませんでした。


兵士たちは、「タコツボ」と呼ばれる、兵士2人がやっと入れるような小さな穴倉に潜み、敵を迎え撃つよう指示されます。

やがて、敵の猛烈な攻撃が始まります。たちまち劣勢に陥る(おちいる)兵士たち。


前方から撤退してきた兵士が叫びます。

「第一小隊は全滅した。数百の敵が向ってくる!」


テイラーはタコツボから飛び出て、次から次へとやって来る敵を銃撃します。それは勇気ある行動というより、間違いなく「追い詰められ、狂った様」でした。

しかし、襲ってくる敵兵の数は異常なほど多く、小隊の兵士たちは、1人また1人と戦死。司令部があるテントにも、爆弾を抱えた敵が突撃、爆破されてしまいます。


司令官は、本部へ無線で爆撃を要請します。

敵味方入り乱れる中、どこを爆撃すればいいのかという返答に、司令官は答えます。


「いいから、俺たちのいる陣地へ爆弾を落とせ!責任は俺が取る!!」


混乱と陰惨の極みと化した戦場の、夜が明けて。

敵も味方もほとんどが死に絶え、あたり一帯に死体が転がる状況の中。

テイラーは、かろうじて生き残っていました。戦況がどうなったかなどは、全くわかりません。立ち上がり銃を構え、油断なく歩き出します。


すると、地面を這うようにもがいている、傷ついた兵士を発見します。

それは、バーンズ軍曹でした。


バーンズもテイラーに気付き、「衛生兵を呼べ!」と命令します。

それを聞き流し、ゆっくりと銃を構えるテイラー。


その様子を見て、バーンズは「やれ」と呟きます。

テイラーの銃が火を吹き、バーンズは遂に息絶えました。


やがて、生存者を探す戦車に救助され、テイラーは本部へ帰還します。タンカで運ばれるテイラーの目に映るのは、多くの死体をブルドーザーで穴へ放り込む光景。

「今から思うと、僕たちは自分自身と戦っていた。敵は、自分たちの中にいたんだ」

「僕の戦争は終わった。しかし、思い出は一生残るだろう。エリアスとバーンズのような反目は、いつまでも続くだろう。時として僕は、彼ら2人の子供のような気さえする」

「そして、生き残った僕らには、義務がある。戦場で見たことを伝え 残された一生に、努力し。人生を、意義あるものにすることだ。」



戦場での体験を振り返り、ヘリで帰還するテイラー。

時に、1968年。アメリカ軍がベトナムからの撤退を決意するまで、まだ数年の年月を残していた時期のことでした。


「プラトーン」の感想


ベトナム戦争を題材とした映画は数多く作られていました。

しかしその多くは、戦地から帰って来て「平和な日常」に馴染めず苦悩する元兵士を描いた、いわゆる「ベトナム戦争後遺症」をテーマとした映画でした。


アカデミー作品賞を受賞した「ディア・ハンター」や、同時期に公開され高い評価を受けた「帰郷」も、ベトナム後遺症ものの代表的な名作と言えます。

ほぼ全編が戦場を舞台としている作品として「地獄の黙示録」がありましたが、オリバー・ストーンはここで描かれた「ベトナム」に、「嘘っぱちだ!」と反発を覚えました。


そして、自身のベトナム体験を元にして。

これが本物のベトナム戦争だ!」と本作を作り上げたわけです。


撮影開始前から俳優たちに、戦争当時と同じ生活を実践させ、髪型や食料まで当時のものを再現したと言われています。

夜間ジャングルで過ごす時は、本当に交代で「見張り番」を立て。撮影中は、戦争中同様に、シャワーを浴びることさえ禁止させました。

そういった徹底したリアリズムが、本作の圧倒的な迫力を生んでいるのは間違いないでしょう。


しかし、「戦場を劇場に再現した」「映画館を戦場にしてしまった」と言われる、スピルバーグの「プライベート・ライアン」以降、戦場の描写は格段に進化を遂げました。

今見ると、オリバー・ストーン渾身の「ベトナム戦争描写」も、いささか「古いもの」と感じるかもしれません。


また、評価の高い本作ですが、同時に批判的な声も少なくありません。

「ドラマ性が希薄」
「これを映画と呼んでいいものか?」
「戦闘シーンが暗くて見にくい」


確かに本作は、戦闘シーンを主役のチャーリー・シーンのモノローグで繋いだ構成になっており、ドラマと言えるものは、軍曹同士のいがみあいくらしいかありません。

うっそうとした森の中の、特に夜間の戦闘シーンなどは、相手の姿は確かに「見えずらく」なっています。


しかしこれは、ストーンが「ベトナム戦争を再現する」ために、あえて仕組んだことではないかと思います。

ドラマ性を極力排除し、主人公が戦場で目の当たりにするものを、観客の目にも次々と、叩きつけるように描いていく。

戦闘シーンは、敵のゲリラ的戦法に戸惑う兵士たちの心境を、観客にも味合わせるため、あえて「はっきりと映し出さない」。


目には見えないけど、確かに「そこにいる」敵から、夜間を切り裂く閃光のように、銃弾やロケット砲が打ち込まれてくる、その「リアルな恐怖」。

それこそが、ストーン監督の意図したものだと思うのです。


それゆえ、低い評価も受けたり、また「時代を超えて評価される映画」とも言えないかもしれません。

たとえ数十年前に作られた映画でも、「普遍の名作」と言われている映画は数多くあります。例えばチャップリンの映画や、今も世界中で愛されている、「ローマの休日」など。

時を超えて映画ファンに愛され、その映画の新しいファンを生み続けている映画だと言えるでしょう。


「プラトーン」は逆に、そういった「普遍の名作」的な評価にも背を向けて。あえて、「その時代と刺し違える覚悟」で、作った映画ではないかと思うのです。

ベトナム戦争をリアルに描くことは、その後遺症に悩む人々もまだ多くいることや、また政治的観点からも、「タブー」とされていた時代に。


これがベトナムだ!と、観客に、世界に叩き付ける。

例え数十年後の評価がどうなろうと、ウソにまみれた「今」に、くさびを打ち込む。

「プラトーン」とは、そんな想いで作られた、数少ない「名作」のひとつだと思います。


「プラトーン」の考察


本作はオリバー・ストーンが脚本も手がけ、ストーンのベトナム派兵体験を元にしているとはいえ、あくまでストーンが作り上げた「架空の物語」です。

しかし、映画に登場する兵士のモデルになった実在の兵士、また映画で描かれる戦闘や事件のモデルとなった事柄は存在します。


まず、主人公のテイラーは、ストーン監督自身を投影した人物だと言われています。監督自身もテイラー同様、イエール大学を中退してベトナム戦争に志願したのでした。

映画の「もう1人」、いえ「もう2人の主役」と言える軍曹のエリアスとバーンズも、モデルとなった兵士がいたとのこと。バーンズ軍曹のモデルとなった兵士は、実際に傷跡が顔にあったそうです。


バーンズ軍曹が村長の妻を殺し、村を焼き払うシーンは、実際にベトナム戦争時に起きたアメリカ軍による民間人虐殺事件「ソンミ村虐殺事件」を元にしていると言われています。

そして、あまりにも有名な、ポスターや映像ソフトのジャケットデザインとして使われている「エリアス軍曹が天を仰ぐシーン」ですが、このシーンにも「モデル」があります。


1968年に、Art GreensponというAP通信の特派員によって撮られた写真で、映画のエリアス同様に、両手を伸ばして天を仰ぐ兵士の姿が捉えられています。

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ストーン監督自身が「モデルにした」と公言しているわけではありませんが、ベトナム戦争で撮られた写真だけに、このポーズをイメージしたことは間違いないと思われます。


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