レザボア・ドッグスのフル動画を無料視聴☆dailymotin&youtubeも

映画「レザボア・ドッグス」のフル動画を無料で見る方法を紹介します。

クエンティン・タランティーノ監督の劇場用長編デビュー作でもあり、当時まったくの無名だった映画オタクの青年が書いた脚本は世界中から称賛されることになりました。


ただ、1992年公開なこともありDVDレンタル屋さんには置いていないことも…

そこでオススメなのが動画配信サービスを使って視聴すること。特に動画配信サービス「FOD」を使えば、30日間の無料お試し期間を使って1円もかけずに視聴することができます。


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「レザボア・ドッグス」の動画配信状況

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レザボア・ドッグスを配信しているサービスは4つ。

・U-NEXT
・FOD
・Hulu
・アマゾンプライムビデオ


ただし、アマゾンプライムビデオは視聴にポイントが必要(有料)ですし、Huluは無料体験期間が2週間しかないので、あまり時間に余裕を持って映画を楽しむことができません。


なので、レザボア・ドッグスの視聴にはFODが便利です。

FODでは「レザボア・ドッグス」が見放題ですし、その他の映画やドラマ、アニメなども視聴可能です。アマゾンアカウントがあれば1ヶ月無料ですし、それまでに解約すれば1円も費用はかかりません。


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動画共有サイトでの視聴は危険?

Youtubeやdailymotion、openloadなど動画共有サイトには、映画やアニメが違法にアップロードされている事があります。

ためしに「レザボア・ドッグス」「reservoirdogs」で検索してみたのですが、出てくるのは数分程度の短い動画ばかりで、映画をフル視聴できるサイトはありませんでした。



おまけに、動画共有サイト「openload」に至ってはアクセスしただけで、クレカ情報を盗むウイルスであるトロイの木馬が検出されました…

それに動画共有サイトって、画質も悪く何度も再生が止まるのが当たり前なので、せっかくの映画の楽しさも半減してしまいます。何より視聴は”違法”なので、それなら動画配信サービスで今すぐ合法的に視聴したほうが良いです。

「レザボア・ドッグス」のあらすじ

ありふれたダイナーで、異色を放つ男たち。

彼らは黒いスーツに黒ネクタイと、まるでこれから葬式に行くかのような服装に身を固め、マドンナの歌の意味とか、チップを払いたくないなど、子供じみた話題で盛り上がっています。


やがて彼らは立ち上がり、今日の「職場」へ向います。


彼らの目的地は、宝石店。

そして彼らの「仕事」は、店の宝石を強奪することでした。


場面は変わり、走る車の中。

後部座席で、血まみれになりながら泣き叫ぶ男がいます。

それは、黒いスーツの男たちによる「仕事」の結果でした。


「もうダメだ、俺は死ぬ!」

と叫ぶ血まみれの男を、運転席の男は必死に励まします。

「病院の前で降ろしてくれ、あとはなんとかする。警察に捕まっても何も言わないから」と血まみれの男は嘆願しますが、運転席の男はそのまま車を運転し続けます。


車は町中の倉庫に着き、運転席の男が血まみれの男を抱いて、倉庫の中へと運びます。運転していた男は「ジョーが来れば医者を呼べる。もう少しの辛抱だ」と、血まみれの男に言います。


どうやらこの倉庫が男たちの集合場所。

ジョーというのは彼らのボスの名前のようです。


そこへもう1人、黒いスーツの男がやって来ます。

ミスター・ピンク」と呼ばれたその男は、「ミスター・ホワイト」と呼ぶ、運転していた男に訴えます。


警官たちが、店で待ち伏せしてやがった
俺たちの中に、警察のイヌがいやがるんだ!



「ホワイト」は、「ピンク」に落ち着かせながら、宝石店で起きたことを整理し始めます。


わずかな時間で宝石を奪って逃げる手はずが、誰かが警報を鳴らした。

警報を鳴ったことでキレた「ミスター・ブロンド」が、銃を乱射し始めた。

そこへ、警官隊が突入してきた。


「ピンク」は、警報が鳴ってから、警官隊が突入してくるのが早すぎたと主張します。警官隊はあらかじめ店の周囲で待機していて、銃の乱射をきっかけに突入して来たのだと。

仲間に裏切り者がいて、警察に情報を流していた以外に考えられないと。


それを聞いて「ホワイト」も、強奪メンバーの中にスパイがいると疑い始めます。

また「ピンク」は、誰がその「イヌ」なのかを考えます。


「ピンク」は奪った宝石の入ったカバンを持って、警官たちの追跡をかろうじて振り切り、ここまで来ていました。

彼は「ミスター・オレンジ」、負傷して血まみれでうめいている男を、「イヌ」ではないかと疑いますが、ホワイトに一喝されます。


死に掛けてる奴を、イヌ呼ばわりするのはよせ!」と。


「ホワイト」はボスであるジョーから、直接「仕事」を依頼されていました。

強奪にかかる時間は2分だ。だが、タフな2分になる

ジョーが言ったその言葉を思い出し、噛み締める「ホワイト」。


すると「ピンク」は、他の仲間やボスのジョーが来る前に、倉庫を出て行くと言い出します。宝石強奪が警察にバレていたなら、待ち合わせ場所のも知られていると考えたのです。

「ホワイト」は、とりあえずボスのジョーが来るのを待とうと「ピンク」を説得します。それに、負傷した「オレンジ」を助けるには病院につれていくしかない。


知ったことじゃない。運が悪かったんだ。

「ピンク」に突き放され、「ホワイト」は悩みます。「オレンジ」を助けるのも難しい、かといってこのまま置き去りにして警察に引き渡すのもリスクが高い。


ホワイトとピンクは言い合い、殴り合い。

そこへ「ミスター・ブロンド」がやってきます。


2人は宝石店で銃を乱射した「ブロンド」を攻めますが、警報を鳴らした奴が悪いんだと開き直り、「イイものを持ってきた」と言います。

その土産とは、1人の警官でした。


「イヌ」の名前を吐かせようと、警官に暴行を加える「ホワイト」と「ピンク」。そこへ、ボスのジョーの息子である「ナイスガイ・エディ」がやって来ます。

警官に暴行している現場を見て、いったい何があったのかと問うエディ。「ホワイト」と「ピンク」は、これまでの経緯、そして仲間に裏切り者がいる可能性を話します。


それを聞いてエディは「そんなはずはない!」と否定。

とりあえず「ホワイト」たちが乗っていた車を先に処分し、「ピンク」が隠した宝石を取りにいくと指示を出します。

エディが「ホワイト」と「ピンク」を連れて倉庫を出た後、警官の見張りを託された「ブロンド」は、「やっと2人きりになれたな」と、警官の前に立ちます。


イスに縛り付けられた警官は、自分は配属されたばかりで、スパイのことはわからないと訴えますが、「お前が吐こうが吐くまいが、関係ない」とブロンドは警官をいたぶります。


手にしたナイフで、警官の右の耳たぶを切り取り。

車から持ってきたガソリンを、容赦なく警官に浴びせます。

ラジオのBGMを聞きながら、楽しそうにステップを踏みつつガソリンを撒く「ブロンド」に、警官は必死に命乞いをしますが、まったく聞き入れようとしません。


「言いたいことはそれだけか?終わったか?」

と、ライターに火を付けようとする「ブロンド」


その瞬間、銃弾が「ブロンド」の胸を撃ち抜きます。

撃ったのは、血まみれで倒れていた「オレンジ」でした。


「オレンジ」は、警官に言います。

俺は刑事だ。・・・知ってたか?


血まみれで「このままでは助からない」と言われていた男「オレンジ」こそ、「警察のイヌ」であり、裏切り者だったのです。

「レザボア・ドッグス」のネタバレ

「オレンジ」は、ギャング団のボス・ジョーを捕えるため、潜入している刑事でした。今回やっとギャングたちの信頼を得て、ジョーの指揮する強奪計画のメンバー入りを果たしたのです。


実は、倉庫に拉致された警官はオレンジの素性を知っていました。

潜入する前の「オレンジ」を見たことがあり、「オレンジ」が「イヌ」だと気づいていたのですが、悲惨な暴行と拷問に耐え、黙っていたのです。


「仲間が倉庫の周囲を固めている、もう少しの辛抱だ」


そう語りかけるオレンジに対し、「なぜすぐに入って来ない?死ぬほど殴られた上に、耳を切られたんだぞ!」と怒る警官に、「オレンジ」は「ファック・ユー!」と怒鳴り返します。

俺は、死にかけてるんだぞ!それでも待ってるんだ!!

「オレンジ」が参加している捜査チームの標的は、あくまでボスのジョーであり、ジョーが倉庫へやってくるまで、仲間は待機するしかなかったのです。


そして、ナイスガイ・エディたちが帰って来ます。

エディは血まみれで倒れている「ブロンド」の死体を見て、驚愕します。


「・・・いったい、何があった?」


「オレンジ」は、「ブロンド」が警官を拷問し、火をつけ焼き殺そうとしたのだと説明します。それを聞いたエディは、「こいつをか?」と言いながら、ためらいもなく警官を撃ち殺します。


「オレンジ」は、「ブロンド」が自分を殺し、エディや「ホワイト」たちも戻って来たところで殺して、宝石を奪って逃げるつもりだったという作り話をします。

それで「ブロンド」を撃った正当性を主張するつもりでした。


エディは、「そんなはずはない」と言いきります。

「ブロンド」は、以前ジョーとエディが管理する倉庫で逮捕され、ボスであるジョーの名前を吐けばすぐに釈放されたのに、黙ったまま4年間の刑務所暮らしを務めていたのです。


そんな義理堅い男が、俺や親父を裏切ると思うか?

宝石店で乱射を始め、警官を楽しそうに拷問した、狂気の「ブロンド」しか知らない「オレンジ」にとっては、ジョー親子と「ブロンド」の信頼関係は予想外でした。


今回の強奪メンバーは、ボスのジョーとエディの親子の他は、各方面から「信頼できる腕のいい奴」を集めてきた、いわば「雇われメンバー」

お互いに「知らない仲」のはずでした。


誰かが警察に捕まっても仲間のことを喋れないように、「ホワイト」や「オレンジ」など、メンバーそれぞれに色の名前を「呼び名」として付け、本名は一切知らせていなかったのです。

しかし「ブロンド」だけは、ジョーとエディのことを警察に喋らず、1人で罪を背負った彼の恩に応える意味で、今回のメンバーに加えたのでした。


一見、狂気に見える「ブロンド」も、ジョーとエディにとっては、他の誰より信頼できる男だったのです。


さあ、どういうことか、説明してもらおうか?

「オレンジ」に迫るエディ。

そこへ、ようやくボスのジョーが現れます。


ジョーは、倉庫にいる皆に告げます。

そこに倒れているオレンジが、警察のイヌだ。奴はロス市警の刑事だ。


ホワイトはそんな事はないと否定しますが、「こいつのせいでブラウンとブルーは死んだんだ」とエディは銃をオレンジに向けます。

それを見てホワイトは、

「オレンジを撃ったら、あんたを撃つ!」

と狂ったようにジョーへ銃を向けます。


「親父に銃を向けるな!」と「ホワイト」は銃をエディに向けます。

それから、一瞬の間。


ジョーが「オレンジ」を撃ったのと同時に、「ホワイト」とエディの銃も火を噴きます。ホワイトはエディに撃たれ、ジョーとエディは「ホワイト」に撃たれ。

3人は、ほぼ同時に床に倒れこみます。


これを見ていた「ピンク」は、宝石の入ったカバンを持ち、ジョーが来たことで待機していた警官隊が外で動き出していることも知らず、倉庫を出て行きます。

ジョーとエディはすでに息絶えていましたが、「ホワイト」は虫の息になりながらも、「オレンジ」のそばへと這いずっていきます。


倉庫の外からは、パトカーのサイレンらしき音が聞こえてきます。

どうやら俺たち、一巻の終りだな・・・

血まみれの自分を抱きながらそう呟く、自分をかばって撃たれた「ホワイト」の姿を見て、「オレンジ」はたまらず告白します。


俺が刑事だ。悪かった。すまない・・・!

それを聞き、瀕死の「ホワイト」は、言葉にならないうめき声をあげながら、自分の銃を「オレンジ」の頭に突きつけます。


そこに、警官隊が突入してきます。

「動くな!」「銃を捨てろ!!」

しかし「ホワイト」は、銃を捨てず。

警官隊の一斉射撃が始まり、「ホワイト」の体は崩れ落ちていきました。


「レザボア・ドッグスの感想


ハーヴェイ・カイテルの、苦渋の顔がアップで映し出され。

そこに、警官隊の一斉射撃の音が重なる。

崩れるように傾き、画面の外へと消えていく、カイテルの体。

暗転の後、スクリーンにクッキリと、静かに映し出されるクレジット。


Written and Directed by Quentin Tarantino」。


本作を見た世界中の映画ファンが、「クエンティン・タランティーノ」という、今まで聞いたこともない、発音のしにくそうな名前を、心に刻み込んだ瞬間です。

この名前だけは、忘れまいと。


そして本作を見た人は、翌日以降、仕事場やプライベートで会う映画好きな知り合い全員に、「レザボア・ドッグス見た?すげぇぞ?!なんか、タランティノとかっていう変な名前の奴が監督してるんだ!」と、言って回ったことでしょう。

それだけの衝撃とパワーとインパクトに満ちた、紛れもない傑作です。


冒頭の、今や有名な「ライク・ア・ヴァージントーク」から始まり、思いっきりカッコつけて歩く「葬式帰りの男たち」が、スローモーションで映し出される。

それぞれのキャスト名がスクリーンに表示され、そして、「are」と小さい文字が映ったあとに、ばばーん!と「RESERVOIR DOGS」のタイトルが。


こいつらが、「レザボア・ドッグス」だぜ!とでも言いたげな、なんと誇らしげな、タイトル表示!キャストクレジットの後に、「in」ではなく「are」っていうのがいいんですよね!


と、感心していると、いきなり血まみれの男が、泣き叫びながら登場する。

いわゆる「つかみ」なんですけど、これ以上の「つかみ」はないだろうと思ってしまいます。


オープニングから、「ひょい」っと軽々飛び越えて見せた「時制」を、強奪メンバーそれぞれの過去に焦点を当てて行ったり来たりしながら、「現在」へと至る展開の上手さ、語り口の斬新さ。

そして訪れる、生涯忘れないであろう、痛々しく切ない、見事なまでの幕切れ。

どこを取っても、最高だ!としか言いようがありません。


ギャングという「悪党共」の、本編のストーリーに全く関係のない「ダベり」。

過去や現在を行き来する、「時制」の入れ替え。

聞いていて思わずニヤリとしてしまうセリフ、会話の妙。


作曲家による「スコア」を使わず、メジャーなヒット曲から、「よく知ってるね!」とマニアを唸らせるようなマイナーな曲まで、既成曲を巧みに選曲し、効果的に使用したBGM。

その後、多くの映画で使われるこれらの要素は、全てタランティーノが本作で始め、次作「パルプ・フクション」でさらに磨き上げ、完成させたと言っても過言ではありません。


他にも、好きなシーンを挙げるとキリがない本作ですが、個人的に好きなのは、ティム・ロスが「小話」の練習をするところです。

もちろん面白く話すための話術も必要ですが、それ以上に「ディテール=細部にこだわれ」っていうのが、「なるほど!」と思いました。


本作を例に挙げると、メインの舞台となる公衆トイレで、臭いはどうだった?洗面台の石鹸はどんなものだった?手を洗った後は、ペーパータルで拭いたのか、温風で乾かしたのか?

「話術」にばかり気が向いていると、そういった細部がおろそかになり、「リアルさ」が感じられず、作り話っぽくなってしまうということでしょうね。

物語を語りながら、ごく自然に、蛇口から出る水で両手を濡らし、温風にさらして乾かしている。それが、語られる物語にリアルさをもたらしているということなんですね!


そして、本作を見終わった後に、「はっ」と気づくことがあります。

もちろん、本編を見ながら「あれ?」と気づく人もいらっしゃると思いますが。


実は本作は、「宝石強奪」を描いた映画でありながら、その「強奪シーン」が1秒たりとも出てこないのです!

ホワイトやピンクから、その「ディテール」は語られるのですが、宝石店でのシーンは全く映されません。


これには、予算削減という意味もあったのではないかと思います。

強奪シーンは、映画の中でわかりやすい「見せ場」にもなりますが、同時に店員役、主な客の役にエキストラなど、多くの「このシーンのためだけの人物」を起用しなければなりません。

それを、思い切ってバッサリとカットした。違和感のないように、そこで「何が起こったか」のディテールを、登場人物に語らせて。


ブロンドが宝石店で銃を乱射し殺戮を始めたという「狂気」も、倉庫での行動を見せることにより、観客に「こいつならやるだろうな」と納得させる。

時制を「入れ替える」だけでなく、時制の中で起きた重要なシーンを、あえて「飛ばす」こともいとわない。タランティーノの才能が、いかんなく発揮された部分ではないかと思います!


この、本来なら映画の見どころとなりそうなシーンの「飛ばし」は、次作「パルプ・フィクション」でも使われています。


ブルース・ウイリスが主役のエピソードで、ボクサーのウイリスは、八百長が仕掛けられた試合で、勢い余って相手を殺してしまいます。


物語上でも重要なキーとなり、同時に「見せ場」にもなりうる「拳闘シーン」が、映画の中には一切出てこないのです。

しかし、それに違和感を感じた観客は、ほとんどいなかったでしょう。

これもまた、タランティーノの才能のなせるワザ、でありましょう。


「レザボア・ドッグス」の考察

改めて、初めて見た時は誰もが唖然とするであろう、冒頭の朝食シーン。

マドンナの「ライク・ア・ヴァージン」についての解釈を、延々語りまくるシークエンス。


タランティーノが自分で書いたセリフを、自分で楽しそうに喋りまくってるのが本当に微笑ましい限りですが。

しかも、タランティーノがマドンナ本人に「俺が映画で言った解釈、合ってますよね?」と確認したら、「いいえ、全然違います」と全否定されたという、なかなか痛いエピソードもあったりして。

でもマドンナさんは、そんなタランティーノの勘違いがあったにも関わらず、この映画を高く評価しているそうです。マドンナさんいい人です。


でも実は、ここで喋りまくってるタランティーノ、あまり画面には映ってないんですよね。

カメラは、タランティーノの背後から、タランティーノのヨタ話を聞く他メンバーの表情やリアクションを中心に映し出すのです。


時間をかけて延々語られる会話の内容が、普通ならその後の展開の伏線になっていたりするのですが、本作の場合は全く関係ない、ほんとに「ムダ話」である代わりに。

ムダ話に花を咲かせる「悪党ども」の、飾らず気負いもない、リラックスした「素顔」とでも言うべき顔を映し出し、それぞれのキャラクターを観客に印象付けているのです。

ムダに「ムダ話」に時間を割いていない、ということですね!


まあ、ジョーの提案で各メンバーに色の名前を割り振る時にも、最初にジョーから「ヨタ話に夢中になってミスをしないように」と、クギを刺されるにもかかわらず。

それでも「ピンクはイヤだ」とか「何色がいい」とか好き勝手なことを言い出すので、元々そういうヨタ話が好きなメンバーである、ということは言えるかもしれません。


この後話題は、スティーヴ・ブシェミの「チップ払いたくない談義」に移るわけですが。さすがにブシェミが自分の主張をするシーンでは、ちゃんとブシェミの顔を映しています。

この辺りは、映画界の「先輩」に対する気配りでしょうね!


その後の展開に全く関わっていない、伏線にもなっていない朝食での会話内容ですが、改めて見直すと、ほんの少しだけ「引っかかる」場面があります。

ボスのジョーが持っていた手帳をホワイトが奪って、「返さない」と言い張る、これもまたホワイトが子供じみた意地っ張りを見せるシーンですけども。

ジョーが手帳を返さないホワイトを見て、「誰かこいつを撃ち殺してくれ」と言うのです。


ここで、ブロンドが右手の指で銃の形を作り、「ばん」と小声で囁きながら、ホワイトを「撃つ」のですね。

何気ないシーンですけど、その後の展開を考えると、印象深いシーンでもあります。


朝食シーンで、「語り手」である自分を映し続けるのではなく、カメラを動かして、他のメンバーを次々映しだす。

この「カメラアングルの妙」は、物語のメインである倉庫に舞台が移ってからも、存分に発揮されています。


「感想」の項目で書きましたが、映画的な見せ場となり得る「強奪シーン」をカットしたため、本作はほとんどアクションシーンのない「会話劇」となっています。

映画として90分強の尺を、限定された舞台で会話劇を中心に描くというのは、実はかなりのテクニックを要するのです。


例を挙げると、裁判所の陪審員室を舞台に交わされる会話がメインとなる、アメリカの良心と呼ばれている名作「十二人の怒れる男」。

また、殺人事件が起きた列車の中で、乗客に話を聞くシーンがメインになった、ミステリ映画の名作「オリエント急行殺人事件」など。

印象に残る「会話劇」として思い出すのは、そういった名作ばかりなのです。


本作が長編デビューとなる新人監督が、この会話劇を撮り切ったのも、驚くべきことであります。

場面が倉庫に移ってから、ピンクが来たところで、会話の場所を「隣」へと移動する。ブロンドが警官をいたぶるシーンでも、ゆっくりとした足取りで、カメラを倉庫の外へ出す。


限定空間での会話劇を、カメラを縦横無尽に動かすことにより、画面に変化を与える。タランティーノお得意の時制の入れ替えも、会話が続く展開を観客に飽きさせないために、有効だったと言えるでしょう。

撮影のアドバイザーとして、独特の映像センスの持ち主であるテリー・ギリアムが現場に付いていたのですが、タランティーノの多才なカメラワークのアイデアに、感心することしきりだったそうです。

タランティーノは処女作の時から、「只者ではなかった」ことの証明ですね!


まとめ


クエンティン・タランティーノ監督のデビュー作「レザボア・ドッグス」の、あらすじとネタバレ、感想と印象深い朝食シーンを含めた考察、そして無料で動画を視聴する方法についてご紹介しました。


この作品について語り出すと本当にキリがないのですが、最後にもうひとつ。

中盤、警官をいたぶるブロンドの、ラジオから流れる曲を聴きながらの、ゆっくりとしたステップ。目をむいたり、金切り声で叫んだりするより、どれほど「狂気」を現しているか。


警官に「吐かせる」ことが目的ではない。

俺はただ、こうしていたぶることが、この上なく楽しいんだ。


本当に、背筋がゾっとするシーンです!

そしてこの「中年男性の、ゆるやかで楽しげな、小粋なステップ(やってることは「小粋」とは真逆ですが)」が、「パルプ・フクション」のトラヴォルタのダンスに繋がっているのですね。


実はブロンドの本名が「ヴィック・ヴェガ」で、「パルプ・フィクション」でトラヴォルタが演じた「ヴィンセント・ヴェガ」と兄弟だという、「裏設定」もあるとか。

すでに本作をご覧になった方も、そんなことを考えながら見直してみると、また違った赴きがあるかもしれません。

製作からすでに30年近くが経とうとしていますが、未だに色褪せることのない、映画史に残る傑作だと思います。

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